HAURA Tissue Case 第1弾 勢ぞろい
どれもこれも今年で165年になる染め屋 ”岡重“ の羽裏柄。
テッシュケース全5柄勢ぞろいしました!
そしてこちらでの裏情報としては、もうすぐ残布がほとんどない柄が2柄ほど・・・
なぜにそれが裏情報かと申しますと、基本的にひと柄染め上げるのに最低1反染めなければ
いけないということ。1反=50メートルの生地。
なので、今ある生地がなくなってしまうとしても直ぐに新しく染めるとは限らないのです。
下手すれば、永遠に手に入らない幻の生地柄になることも・・・(ちょっと大げさですが笑)
なので、この5柄のなかで2柄がそれに該当するということで裏情報なわけなんです(笑)
その柄はどれ?となりますが、あまり大きな声ではいえませんので★印でもつけておきます。
(全て、ショップ Rojiのみでの限定販売です。1つ 800円(TAX別)
鯛づくし(たいづくし)
やはり、岡重といえばこの ”鯛づくし“。先日もショップにふらっと寄っていただいた若いカップルさんが、「かわいいこの金魚 ♪」と、手に取って、「あ、違うわ。鯉(コイ)やった!」と。そこで私が「これ鯛(タイ)なんですよ!」とツッコミを入れるのが定番となっております。
そう、よく鯉(コイ)とよく言われるのです。どうしても、こういう画調と色目で日本人は鯉(コイ)ってどこかで思い込んでいるのではないかと思います。
何を隠そう、私も初めて見たとき・・・鯉・・・って言ってしまったのはここだけの話でお願いしときます(笑)
とか言いながらも、やはりこの ”鯛づくし“が一番人気なのは言うまでもありません。
群衆文様(ぐんしゅうもんよう)
こちらは、本当に100年前に描かれた柄なの?と、よくいわれる ”群 衆“(ぐんしゅう)。
この色の組み合わせとといい、日本っぽくないPOPさも兼ね備えており、いつ何度見てもワクワクさせてくれる柄です。
やはり、こちらも年齢問わずご年配の方から若い世代まで人気がございます。
格子文様(こうしもんよう)
そして、こちらは100年以上の歳月を経て最近復刻された”格 子“(コウシ)の柄。こういうパターンの柄は本来、染め物よりも織物でありがちなのですが、あえて染めだからなせる業がこの柄には秘められているのです。
それはというと、かさなりあった線それぞれが、実は直線ではなく微妙に波打っているのです。その微妙な波打ち方が織物では表現しきれない柔らかさみたいなものを見事に表現されているのです。
★オリンピック競技文様(オリンピックきょうぎもんよう)
今年(2020年)は、東京五輪開催の予定であったので本来ドンピシャな柄だったはずのオリンピック競技文様。本当にこのコロナ禍で来年に延期された東京オリンピックも、どのように開催されるのか未だ見えない状況ですよね。
こちらの柄の由来は・・・
幻の1916年ベルリンオリンピック時代に描かれたとされる文様。 槍を投げる人・走る人・格闘技に自転車競技… 絵描き師がおそらく、日本人が初参加した前回1912年ストックホルム大会で 盛り上がった事を思い出し、期待に胸を膨らませ描いたのであろう。
★百美人(ひゃくびじん)
英語では、” 10×10 Beauty “と、勝手に名付けてます(笑)
こちらは明治後期に描かれたとされている文様で、女性達の表情や髪型が一つ一つ異なっており、正に百人百色で綺麗に計算されたかのように重なり合っております。
最初は、ザ・ジャパニーズ的な印象を受け日本国外の方へのウケはいいだろうなと思っておりましたが、少し前にリリースしたハット(アウトドアタイプのハット)を作った際に出来上がってきたハットを被ってみると、その如何にも日本風なところが絵柄だけであって、色の配色等が前面に出てきたときに斬新さに気づき、いうならば、カモ柄(迷彩色)的な感覚に近い感じで、今ではイチオシの柄でもあります。
このおっとりとしたベッピンさんいかがですか?
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